2022 京都大学アメリカンフットボール部イヤーブック

2022京大アメフト部のイヤーブック完成です。

創部75周年という重み。

中高のフットボールのエリートが集まってくる関学に対して、スポーツ推薦のない国立の京大の選手はほとんどが素人という状況で関学を倒し日本一になった歴史がある。学生日本一を6度、社会人と真の日本一を争うライスボウル初代王者になっている。(ライスボウルは4度制覇)

永らく関わらせていただいて感じるのは、取り組み方も時代とともに変化してきてはいても、潜在的に継承されてきた伝統や、求めている本質は変わっていないように思います。

今回は1982年、1992年、2004年の対関学戦のエピソードを掲載。OBの方々のお話を伺って最も興味を惹かれたのは、シーズン前は絶対に勝てないと評価されていた京大が、「何か」をきっかけに僅か3週間で闘えるチームに覚醒したということ。

 そして当時の京大を牽引してきたのが名将、水野弥一監督。2時間というインタビューの時間をいただきましたが、私の最初の問いかけに対してそこからずっと熱を持ってお話しをされてました。私が質問することはほとんどなく、2時間の間で伺いたかったことが全部凝縮されていました。こういう経験はなかったです。

80歳を超えても射抜くような眼をされている。闘う場所で生きてきた証のように感じました。

水野さんのページは私があれこれ思考して書くよりも、語り口そのままの言霊を原稿にしました。京大フットボールの本質というだけでなく、生きていく哲学が語られているように思います。

三輪さんをはじめスタッフの方々はお世話になりました。

よいよリーグ戦は9月1日に開幕です。